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(No.6043) 福間洸太朗2公演ピアノリサイタル

2018.09.24 (Mon)



福間洸太朗2公演リサイタル(東京文化会館小ホール)を聴いて来ました。

マチネは1918年にちなんだ選曲です。またまた、すばらしかったです。熱演です。情熱がほとばしります。技術の上に成り立つ表現が心を震わせます。ピアノをコントロールする体があり、神業とも思えるピアニッシモとフォルテッシモです。感動にひたれることが、なんと幸せなことでしょう。

腕が限界近くの動きをする「ラ・ヴァルス」は、「(ファンタジーオンアイス)の時よりレヴェルアップさせ、今回のコンセプトに合わせた編曲・弾き方を追求した」と、翌日SNSで発信されました。毎回ではなく、多少回数を控えるということでした。故障のない体を維持することを、望みます。

さらにソワレ公演は熱を帯びました。これほど大人の解釈での高度な演奏の「展覧会の絵」は初めてです。演奏者と上空を飛び、ヨーロッパの風景を味わったたような感じでした。
そしてフィギュアスケーターの、ステファン・ランビエールやデニス・テンとの交流のMCがありました。悲惨な亡くなり方をしたデニス・テン選手への追悼のアンコールに、涙が溢れます。

こんな濃密なプロを聴け、幸せな時間を多くの人たちと共有した喜びを噛みしめています。

○マチネ○~1918年の追憶~
ドビュッシー:夢
バルトーク:15のハンガリーの農民の歌 
ドビュッシー:月の光
ヴィエルヌ:孤独op.44

シェーンベルク:中庸の速さで、しかし表情豊かに
メトネル:ソナタ『回想』 Op.38-1
ファリャ: ドビュッシーの墓のために
ドビュッシー:グラナダの夕べ
ラヴェル:ラ・ヴァルス(福間編曲)

------アンコール-----
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1番前奏曲
スーク:「母についてOp.28」より「記憶」
ドビュッシー:燃える炭火に照らされた夕べ

   *******************************

○ソワレ○~絵画に魅せられて~
徳山美奈子:「序の舞」~上村松園の絵に基づく~
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ  
グラナドス:組曲「ゴイエスカス」より補遺『わら人形』 
パウル・デッサウ:ゲルニカ(1937)  
ドビュッシー:水の精、金色の魚、月の光、喜びの島 

ムソルグスキー:展覧会の絵

------アンコール-----
ドビュッシー:プレリュード集 第1集「亜麻色の髪の乙女」
ガーシュウィン:前奏曲第3番
カザフスタン民謡:「ヤプライ」・・・(デニスへの追悼)
19:10  |  音楽  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.6042)羽生結弦選手オータムクラシック優勝!

2018.09.23 (Sun)


(SP=otonal:秋に寄せて:写真はお借りしました)

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(FS=Origin)

初戦のオータムクラシック大会で、羽生結弦選手が新たなプログラムで優勝スタートです。
原点回帰でやりたいと思う演技をする≠レベルを下げる≠点数がつかないリミットを越えた演技をする。という、想像の斜め上をいく密度の濃い演技でした。まだ滑り込みが不足な初戦で、すでにこれだけの演技ができているすごさを、改めて見せつけられます。プルシェンコ、ジョニーへの思いの強さは、ゆづくん自身のスケートとして新たな演技になりました。レベルアップしていくなら、世界新も充分あり得ます。

初めての海外大会のフィンランドだった地が、GS第3戦になります。それまでには演技もアップしていることは、間違いありません。
わたしもツアーに申し込みました。バナー作り、諸々の準備をそろそろ始めなくては。楽しい準備期間です。
08:57  |  スポーツ  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.6041)佐藤青南「サッド・フィッシュ」「インサイド・フェイス」/知念実希人「螺旋の手術室」

2018.09.21 (Fri)


(ホテイアオイ:美しい模様とカラーが魅力:市内)

急に気温が下がり、前日まで冷房だったのが今朝は暖房を入れました。
体調管理もしっかりしないと大変です。

日本の作家の開拓を2人。佐藤さんは漫画的に楽しいけどね。自分の好みと合う作家を探すのは難しいです。今回は3作です。
佐藤青南「サッド・フィッシュ」
    「インサイド・フェイス」
知念実希人「螺旋の手術室」


「サッド・フィッシュ」相手のしぐさから嘘を見破る取調官・楯岡絵麻が、相棒の西野とともに様々な事件に挑む。人気シンガーソングライターの自殺、ご近所トラブルにより過失致死に問われた老夫婦、集団リンチの果てに殺された女子中学生事件。さらには、かつての恋人が絵麻に接触してきて・・。

小気味のいい展開とキャラ立ちが、楽しく読めました。私にとっての漫画的小説ですが、筆致がしっかりして無駄がないところが好きです。行動心理で嘘か真実を見抜く絵麻捜査官は「エンマ」と言われています。伏線の張り方も、男性捜査官の考え方との違いもおもしろいです。たくさん出ているので、気軽にどの巻からでも読めます。

「インサイド・フェイス」取調官・楯岡絵麻が後輩の西野とともに、新たな敵に挑む。帰宅途中の看護師が、元夫の医師に刃物で襲われた。ふたりは三年前に、小学生の娘が何者かに殺され、バラバラ死体となって発見された事件の被害者遺族だった。元夫は意味不明な発言をして取調べにならない。しかし絵麻はある可能性を感じ、取調室を出て別調査に向かった。

前作同様、嘘を見抜きなにが真実か捜査して行きます。このシリーズは楽しめます。

「螺旋の手術室」純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始める。

医療ミステリとして読みましたが、ご都合主義とキャラ立ちのなさに苛立ちました。途中で放りだそうとしたけれど、他の本がなく読み終えました。延々と言葉(会話)で説明をして、ラストは取ってつけたような締めでした。2時間の断崖絶壁解説ドラマを見ているようです。2度と手にすることはありません。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。よかったらどうぞ〜♪
16:13  |   |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.6040)「夜クラシック」宮田大&金子三勇士コンサート

2018.09.16 (Sun)



「夜クラシック」宮田大(チェロ)金子三勇士(ピアノ)<文京シビックホール>を聴いてきました。
なかなか機会に恵まれず、ようやくの宮田さんです。
『ドビュッシー』は暗い照明からのスタートです。ソフトな高音と低音の響きが優しいです。『バッハ』を、もっと曲数を聴きたかったです。正統派のいい演奏でした。
ピアノはさらに甘く、メレンゲのようでした。軽い企画だろうとは思いましたが、一般的にはいいコンサートではないでしょうか。
MC苦手なわたしは、二人の声質が似ているため一層微妙でした。少し残念です。

ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より『月の光』
ポンセ:エストレリータ
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
リスト:パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネッラ」
ショパン:チェロソナタ第3楽章
ポッパー:ハンガリー狂詩曲

バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番より「プレリュード」
フランク:ヴァイオリンソナタ(チェロ編曲版)
-----アンコール-----
サン=サーンス:白鳥
10:13  |  音楽  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.6039) リトルコンサートに出て

2018.09.16 (Sun)

リトル・コンサート(リリア カワイ小ホール)

発表会でなんとか歌いました。きちんと曲として成立できたことが嬉しいです。
8人で19曲。イタリア歌曲、日本歌曲など個性的なそれぞれの持ち味を出すことができたと思います。自分的には歌詞のミスがありましたが、気にならない程度と先生に言われほっとしました。最高齢88歳のテノールは18年勉強をしている方です。
来年どんな選曲ができるか。1年間の練習を積み重ねていくつもりです。
「家路」ドヴォルザーク作曲 
「小さな木の実」ビゼー作曲<二重唱>
「Lascia ch'io pianga」ヘンデル作曲 

09:55  |  音楽  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.6038)  反田恭平ピアノリサイタル

2018.09.11 (Tue)


(ゼフィランサス:曇り空を明るくしてくれる:ベランダ)

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反田恭平リサイタル(サントリーホール)を聴いて来ました。

初めて聴いたのは、高音域がチェンバロのようだと興味を持ったのが始まりでした。おもちゃを手にしたように楽しそうに弾いていました。調律師さんに聞くと、ハンマーのフェルトに硬化剤を染み込ませて出す音だと知りました。ソロを聴きたいと思いながら、チケットが取れず2年でようやく聴けました。

調律は通常のものでした。実に巧みな弾き手でした。全体の構成力、熱意、パーフェクトを目指しているようです。今まで聴いたどのベートーヴェンとも違いました。感情を殺したというか、冷静に弾ききった印象です。いい時間を過ごせました。

アンコールはタッチも変わり、別なショパンが現れました。シューマンも以前聴いた演奏家とは別な表情です。全てが反田氏の音であり、音楽でした。自身が弾くことに専念し過ぎず、聴衆へのコンタクトがもう少しほしかったとは、ファンのわがままでしょうね。本人は楽しんでいるのかな?と、ちらりと気になりましたが。これからも成長していくでしょう。期待します。

ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
:ピアノソナタ第8番ハ短調作品13「悲愴」

:ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」
:ピアノソナタ第23番へ短調作品57「熱情」

-----アンコール-----
ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーゼ
ショパン:24プレリュードop.28-24
シューマン/リスト:献呈
08:06  |  音楽  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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