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(No.5996)「猫百態-朝倉彫塑館の猫たち」オフ会に

2017.11.19 (Sun)


(朝倉彫塑館:①猫像=蘭の間②書斎③朝日の間)

恒例のくらさんお誘いで、オフ会に参加してきました。
日暮里にある「朝倉彫塑館」で、多頭猫と暮らしてよく観察して造られた像にため息をつき、広いお屋敷を見せていただきました。彫塑家・朝倉文夫自ら設計し1935年に作られたものです。石、木材、竹材、石材を贅沢に使ったすばしい部屋とお庭です。
メノウ石を細かく砕いた塗り壁が、光に反射してきらきらしています。窓の形や採光の工夫や照明具、当時としては最高のデザインでしょう。台東区の維持も大変だろうと思いました。
HPはこちら⇒http://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

その後チョコ専門店に立ち寄り、各自好きな品を購入です。わたしは生チョコをゲットです。茶店で休憩しながらおしゃべりし、小雨でしたが谷中銀座の暖かな空気を味わいました。ディナーの中華店で映画と本、ミュージカル、読み聞かせ、フィギュアスケートと話題は尽きることなく続きました。さらにまた茶店で続きです。
これほどの多彩な話題で盛り上がれる、貴重なみなさんとのつながりを改めてうれしいなと思います。またお会いしましょう。
09:11  |  思い  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.5995)春畑行成「僕が殺された未来」/R・D・ウィングフィールド「冬のフロスト」「フロスト気質」/ジョン・ル・カレ「誰よりも狙われた男」

2017.11.17 (Fri)


(イチョウの黄葉:お気に入りの東大の庭)

羽生選手は治療に専念し、P&GのCMイベントで帝王プルシェンコ、松岡修造さん、プロレスの吉田さんからのエールがうれしいニュースでした。子どもの頃から憧れ尊敬して同じリンクに立つプル様からの、熱のこもったたくさんの言葉がゆづくんにはなによりの薬になっていると思います。

すっかり真冬の気温になってしまった関東です。今朝の外気は3度。ダウンジャケットを出しました。少し前に半袖をようやく長袖に入れ替えたというのに。

今回は4作です。なかなか日本のおもしろい作品と出会えなくてもどかしいです。
春畑行成「僕が殺された未来」
R・D・ウィングフィールド「冬のフロスト 上・下」
            「フロスト気質 上・下」
ジョン・ル・カレ「誰よりも狙われた男」


「僕が殺された未来」ミスキャンパスの小田美沙希が誘拐された。一方、彼女に思いを寄せていた高木の前に、六十年後の未来からやってきた少女・ハナが現れた。高木と小田美沙希は誘拐犯に殺され、事件は迷宮入りするという。半信半疑ながら、自分たちが殺されるのを防ぐため、高木は調査を開始するが。未来の捜査資料を駆使して、高木は自らの死亡予定時刻までに犯人を捕らえることができるのか

軽いタッチのラノベです。楽しめます。自分に置き換えて読むと、どう動くか想像するのが楽しいです。少し片思いの恋を美化し過ぎかも知れません。

「冬のフロスト 上・下」寒風が肌を刺す冬、デントン署管内はさながら犯罪見本市と化していた。幼い少女が行方不明になり、売春婦が次々に殺され、ショットガン強盗にフーリガンの一団、「怪盗枕カヴァー」といった宝石店泥棒が好き勝手に暴れる、古い遺骨が発見される始末。冴えないフロスト警部は、上司に経費の使い過ぎと検挙率の低さを罵倒され、無能な部下に手を焼きつつ、人手不足の影響で睡眠不足の捜査を強いられる。

推理や捜査がわずかに逸れて無駄骨になるフロスト警部。タバコの煙でつかのま笑えないジョークを飛ばしつつ、失意に落ちます。執念の粘りで、いくつもの事件を最終的に収斂させてしまうのが、うまいです。長さが気にならずに読ませるうまい作家です。亡くなられたと聞き、もう数作読んでみようかと思います。

「フロスト気質 上・下」ゴミ袋から少年の死体が発見。連続幼児死傷事件。幼児3人殺人事件と母親の失踪。しょぼくれた風体のフロスト警部は、人手不足の影響で睡眠不足。上司に無駄遣いと検挙率の低さを罵倒され、出世第一目標のキャシディ刑事が、臨時の警部代理で派遣される。娘を交通事故でなくしフロストの捜査に恨みを持っている。さらに少年の誘拐事件が発生し、身代金引き渡し場所での犯人逮捕の失態。限られた人員で捜査を強いられる。

推理や捜査が逸れて手がかりを失うフロスト警部。タバコの煙と笑えないジョークといまならセクハラ行為も、愛すべき人物像としてわたしの中に定着。豪雨の中の捜査、自ら川のゴミ拾いまで加わり、執念の粘りで少年を救い出しますす。徒労とひらめき。難事件を最後はぎりぎりのところで解決してしまうのは、強運としか言えないほどですが、笑顔で読み終えてしまいました。

「誰よりも狙われた男」ドイツのハンブルクにやって来た痩せぎすの若者イッサ。体中に傷跡があり密入国していたイッサを救おうと、弁護士のアナベルは銀行経営者ブルーに接触する。だが、イッサは過激派として国際指名手配されていたのだ。練達のスパイ、バッハマンの率いるチームが、イッサに迫る。そして、命懸けでイッサを救おうとするアナベルと、彼女に魅かれるブルーもまた、暗闘に巻きこまれていく。遺産の相続人はお金に欲がないが、請求権宣言をするようアナベルとブルーが働きかけ、イッサの身の安全とイスラム系のたくさんの人を救うことに必死になる。

人種や宗教の確執が、人々の行動を制約し、枠を取り外そうともがく先にある運命は過酷です。その心情に引き込まれます。ですが、バッハマンはイッサがテロの資金源であると阻止しようとします。立ち位置で、人は見方も考えもその人の正義なのです。果てのない争いの不毛さに体が震えました。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。よかったらどうぞ〜♪
09:35  |   |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.5994)GP・NHK杯 羽生結弦選手欠場⇒世界戦観戦へ

2017.11.10 (Fri)



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(ルドベキア:がんばって咲き続けています:公園)

すでにニュース報道されていますが、羽生選手が怪我のためGP・NHK杯欠場となりました。
1日目の練習日から発熱していたこと。公式練習で体が思うように動かなかったこと。ジャンプで着氷時転倒し、右足首靭帯損傷してしまいました。出場に向けて治療していましたが、きょう当日で悪化して断念することになりました。
N杯欠場は、GPFも出場できません。どれほど悔しい思いを抱えての決断だったことでしょう。でも全日本、平昌五輪が待っています。それまでに体調を合わせてください。ファンはずっと変わらず応援してますから。

それにしても有力選手のGPF不在になりそうで、誰がinするのでしょう。パトリックチャン、ハビエル、羽生のいないGPFは想像もできません。宇野昌磨、ネイサン、コリヤダ、ボーヤン、ジェイソン、ビチェンコあたりでしょうか。

女子はメドベージェワに誰が続いてもおかしくないほどの、激戦の様相を呈してきました。
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男子はヴォロノフ優勝、女子はメドベージェワ選手。おめでとう〜。
ゆづくん負傷のショックから、症状が軽いことやインタビュー、仙台の写真展訪問のニュースで、ようやくわたしも落ち着きました。五輪への強い思いと、ただ観戦は難しいのです。五輪後の3月の世界戦(ミラノ)に行くことを決めました。旅行会社を探し予約しました。6泊8日のツアーになります。EXまですべて含んでいます。一人旅の気楽さですね。4年前はさいたまアリーナという近場でした。この間のスケート界のレベルを引き上げてきたゆづくんを、しっかり応援してきます。
16:47  |  スポーツ  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.5993)  松田華音ピアノリサイタルを聴いて

2017.10.31 (Tue)



松田華音ピアノリサイタル(オペラシティホール)を聴いてきました。
音質が重くて好みではなかったのですが、生で聴いて一層その思いを深めました。しっかりとした音楽世界を構築できています。まるでロシアの冬の世界に閉じ込めたような音は、音楽学校の指導なのでしょう。その中でもピアノが歌っている箇所があり、解放してほしいなと思います。まだ20歳ですから、師事して得た個性を通すのも、自由なピアノを選択するのも本人の考えですから期待したいです。

-----プログラム-----
チャイコフスキー:リスト編:ポロネーズ〜「アフゲニー・オネーギン」
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」より10の小品op.75

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」第1曲〜第10曲
-----アンコール-----
ムソルグスキー:古典様式による間奏曲
パッヘルベル:藤萬健編曲:カノン
09:19  |  音楽  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.5992)ロジャー・ホッブズ「消滅遊戯 ゴーストマン2」/ロバート・クレイス「約束」/橘 玲「マネーロンダリング」「ダブルマリッジ」

2017.10.23 (Mon)


(テイカカズラ:返り咲きのいとおしさ:市内)

台風は深夜3時頃強風と豪雨で目を覚まさせ、市内は大きな被害もなく通り過ぎてくれました。
強風はまだ吹き荒れています。明日には止むでしょうか。

今回は4作です。
ロジャー・ホッブズ「消滅遊戯 ゴーストマン2」
ロバート・クレイス「約束」
橘 玲「マネーロンダリング」「ダブルマリッジ」


「消滅遊戯 ゴーストマン2」アンジェラから秘かなメールが6年ぶりに私に届いた。本物の彼女なのか。犯罪のプロとしての心得を私に教えた師匠だったアンジェラがマカオで危機に晒されている。彼女を救い出すため、数冊のパスポート、いくつもの偽名、数台の携帯電話を持ち、マカオに向かう。待っていたのは香港を牛耳っている大組織だった。アンジェラは宝石とともに、とんでもないものを捌こうとしていた。

綿密なトラップや殺戮を冷静な文体で描いているのは、1作目と同様です。目の動きひとつの繊細さと、切れ味のいい太刀を使い分けみごとなエンディングまで、一気に読ませます。犯罪組織の深い谷を覗いてしまった怖さと、人間は見たいと思うものを選んで見るのであり、真実とはいかに遠い立ち位置にいるかを改めて思い知らされます。2作で亡くなったとは惜しい作家です。

「約束」ロス市警警察犬隊スコット巡査と相棒のシェパード・マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。マギーが発見した家の中には、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が見つかった。同じ住宅街で私立探偵のコールは、失踪した会社の同僚を探す女性の依頼を受けて調査をしていた。幾重にも重なる偽りの下に眠る真実。

警察犬と巡査の強い信頼の物語と、コールと相棒・パイクの二つのストーリーがうまく絡み合っています。一気に読ませるのはさすがです。警察物のおもしろさを楽しめます。

「マネーロンダリング」香港在住の工藤秋生34歳。日本人を相手にオフショア関連のアドバイザーをやっている。かつて都市銀行、ニューヨークの投資銀行、ヘッジファンド運用会社を経て、金には困らないが暇つぶしでしていることだった。若林麗子と名乗るゴージャスな美人が現れ、オフショア会社、オフショア銀行、私書箱サービスを利用したスキームを提案。だが黒木が現れ、麗子は黒木が関係する50億円を日本から送金し、そのまま行方をくらましているという。秋生は自分がとんでもない深みにはまったことを知る。 日本と香港を行き来し全容を知った。50億円を巡り、人は人生を狂わせていく。

暮らしには困っていず、特にやりたいこともない秋生のキャラ設定が、全体に現実感の薄さを出しているのかも知れません。マネーロンダリングのやり方も、いまはもっと進化しているので、15年前の作品として読みました。人の本質を見抜く力は誰にでもあるわけではないのです。欲のない秋生には、必死な麗子に先を越されてしまうのです。しっかり調べて描いている点は評価できます。おもしろく読めますが、もうひとつ人間の深さがほしい印象です。

「ダブルマリッジ」大手商社のエリート社員、桂木憲一は、妻、大学生の娘マリと幸せな家庭を築いていた。が、パスポート更新のために、戸籍謄本を取り寄せると、妻の里美と並んで「マリア・ロペス」というフィリピン人女性の名が書かれていた。憲一は20年前マニラ赴任中に、マリアと結婚式を挙げながら一人で帰国したままだった。役所はマリアからフィリピンの婚姻証明書が送られてきたから記載したという。さらに数日後、自宅に一通の封書が届く。妻が確認すると新たな戸籍謄本で、「長男」として「ケン」という名が書かれていた。

仕事優先で暮らしてきた憲一は、妻から離婚を切り出されてしまいます。憲一は、遺産分割も考え弁護士に相談し、フィリピンにマリアを探しにいきます。行動的なマリは友人を介して日本でケンを探そうとします。潔い娘と対照的に、決断を先延ばしする憲一にいらいらして読みました。思いと金が交錯してラストに向かいますが、少し安易な終わり方だと思いました。

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17:05  |   |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.5991)ロステレコム杯 羽生選手2位        五輪後も現役 4アクセルも

2017.10.22 (Sun)

台風接近で強い雨が降っています。明日の朝がピークになるようです。
昨日の市役所分所は期日前投票で、フロアが満員電車並みの混雑でした。時間内に投票できたでしょうか。

ロステレコム杯のショートで、4ループの回転不足、4サルコー+3トゥループで転倒しました。それでもリカバリージャンプや演技の質を上げて2位につけました。ネイサン・チェンが1位です。
フリーで初の4ルッツを成功させました。そのあとの4ループは3で押さえ、他はきれいに決めました。4Tが2Tになる若干のミスはあるものの、フリーでは1位に。総合ではネイサン・チェンが1位です。

3年前からハーネスを着けて練習を重ねているのを知っていたので、全力で行くという言葉でオリンピックシーズンでやると思っていました。練習で成功しても試合で成功できるかは別問題です。今回は成功し、構成全体への影響を体感する狙いがあったと思います。チームとしての戦略でしょう。ぎっちりと詰め込んだ構成の各演技をこなす体力もいままでとは、全く違って見えました。

エキシビションは、「Notte Stellata (The Swan) 」の美しさ、やわらかさと、強い希望、あるいは意志をも感じさせ余韻をのこしました。終了後のインタビューで、五輪後も現役を明言しました。うれしい発言です。さらにまだ限界ではなく、4回転アクセルも跳びたいと。どこまでも挑戦する姿勢が好きです。そしてフィナーレでの楽しそうに金色テープと戯れるかわいさ。これがゆづくんです。

次は11月10日からのNHK杯です。そのあと全日本大会、12月はGPファイナル、2月は平昌五輪が待っています。怪我なく風邪を引かず、目標としている高みまで演技ができるよう、応援していきます。


(ショート「ショパン:バラード第1番」より:写真はお借りしました)

roscapFS17_10.jpg
(フリー「陰陽師」より「SEIMEI」)

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(フィナーレ:エキシビ「Notte Stellata」衣装で、金テープに笑顔)
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