2012年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月

(No.4235)  とうもろこしの、季節

2012.08.30 (Thu)



故郷から、高原とうもろこし「獄(だけ)きみ」が届きました。
デパ地下で「ピュアホワイト」を横目に、じっと待った甲斐がありました。なにより生で食べられる新鮮さと甘さが一番です。
生食分と茹でる分と、残りは冷凍して冬のコーンシチューに備えます。毎年のことですが、家族からの贈り物がうれしいです。

(写真:イヌヌマトラノオ=犬沼虎の尾:小さなトラノオの花が、秋の訪れを待っています:公園)
20:05  |  季節  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4234)  水不足に

2012.08.29 (Wed)

ksagi10.jpg



連日の猛暑は朝から、うんざりですね。
ずっと雨が降っていません。例年なら8月は夕立や雷雨があるのに、今年はほとんどありません。そろそろ水不足もささやかれています。八百屋さんは、野菜は充分あるけれど、暑過ぎて調理したくない人が多く売れ残っていると言います。確かに暑い上に熱くなるのは避けたいところです。
猛暑はまだ2週間は続くそうで、その言葉は先週も聞きました。ということは、9月半ばまでということですね。ふーっ。

(写真:クサギ=臭木:長いシベに惹かれますね。)
19:29  |  季節  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4233)  映画館でのケータイのマナー

2012.08.27 (Mon)



haginus-up12.jpg

映画のクライマックス近くに、隣の年配の女性がケータイを開き操作を始めました。メールに返事をしているようです。けれど、暗い場内で明る過ぎる画面です。2度目にはがまんできず注意をお願いしました。それでも座席の反対側へ腕を動かし、操作を続けます。そんなにメールしたかったら、場外でやれよと言いたかったです。
うんざりしますね。

(写真:ヌスビトハギ=盗人萩:あまりのかわいさに、心を盗まれてしまいます:公園)
21:01  |  思い  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4232)  大島真寿美「ふじこさん」/水生大海「転校クラブ 人魚のいた夏」/板倉俊之「蟻地獄」

2012.08.26 (Sun)



相変わらずの残暑続きです。
あと2週間は暑いとか。家にいると、冷房、送風機のどちらかを使わないわけにいきません。電気料金は最低時の2倍にはなるでしょう。いくら太陽フレアで地球の温度が上がるシミュレーションを見ても、比較して涼しい段階とは感じられません。暑いのは暑いのですから。

先週の3作。
大島真寿美「ふじこさん」
水生大海「転校クラブ 人魚のいた夏」
板倉俊之「蟻地獄」


大島さん。離婚寸前の父と母に挟まれ、気持ちが揺れる小学生・リサが出会ったふじこさんは、別居している父の部屋に週末行くと忙しい父の変わりに遊んでくれます。きれいで、あっけらかんとしていて、これまでに見たことのない変な大人だったけれど、運命的なイスに出会ったふじこさんは、イタリアに飛び立ってしまいます。
3編の短編集です。子どもの目線や、はっとする感受性は、大人のルールとは相容れないのです。だから子どもは口を閉ざすのです。「夕暮れカメラ」の遺影を取ってくれという老婦人。「春の手品師」の持つ不思議な異空間。どれもが魅力的です。大島さん、いい感性を持っていると思います。

水生さん。父の仕事で転校ばかりしている14歳の早川理にとって、「転校クラブ」サイトは愚痴の吐き出し口でした。今度の学校もなかなか馴染めません。リーダーになりたがる龍之介と知り合い、美佐姫との人魚道の探検に行き、閉じ込められてしまいますが無事救出されます。けれど次は龍之介が誘拐され、切断された指が送り届けられ、パニックになってしまいます。
中学生の友人関係がこんなに大変なのかと、遠い昔を思いながら読みました。人魚の伝説のある洞窟に惹かれました。 展開が早いのと、余分なものが少ない潔さで読ませます。大人の世界と中学生の世界が交叉した、不思議な時間体験物語でした。

板倉さん。二村は悪友の大塚とともに、裏カジノでのイカサマを成功させ、大金を手に入れたかと思います。けれど別室でオーナー痛めつけられ、大塚を人質にとられ、5日後までに300万円をつくるために、青木ケ原樹海へ足を踏み入れます。

裏カジノや臓器売買がまかり通る場所に、まんまとはまってしまった二村たちの認識の甘さが引き起こした事件です。エンターティメント性が抜群で、自殺サイトや廃病院での自殺、殺人事件と駆け抜ける時間軸がうまいです。あっというまに読めました。おもしろいけれど、だからどうなのよという突っ込みは、止めておきましょうか。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね〜♪

(写真:コバノカモメヅル=小葉の鴎蔓:水辺にも少しづつ秋の気配が漂い始めます:公園)
09:44  |   |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4231)  映画「おおかみこどもの雨と雪」

2012.08.25 (Sat)



映画「おおかみこどもの雨と雪」
監督: 細田守 声の出演: 宮崎あおい、大沢たかお、菅原文太ほか

「おおかみこどもの雨と雪」を観てきました。
人間の姿で暮らす「おおかみおとこ」に恋をした大学生の花は、やがて妊娠し、雪の日に女の子、2年目の雨の日に男の子の「おおかみこども」を産む。姉弟は雪、雨と名づけられる。ところが、ある日突然「おおかみおとこ」が川で死んでしまう。遺された花は、子供たちを人間として育てるか、おおかみとして育てるか悩み、山奥の古民家に移り住む。日々成長する、快活な雪と内気な雨が小学生になったとき、それぞれに転機が訪れる。

劇場で観て正解でした。すばらしい映画でした。人や動物だけではなく、雨や雪、野原や川、花や水、雲の動きまでもが感動的に美しかったです。春の情景では「二輪草」「紫花菜」「ハルジョン」、四季の自然の美しさが心にしみました。シーンのカット処理もうまく、想像できる深さがありました。
「おおかみおとこ」を受け入れ、子どもたちを受け入れる花の心の深さに打たれます。村人たちとの交流も流れのままに進み、見事に成長していく子どもたちに「おおかみおとこ」の姿が重なります。ストーリーも映像も音響も楽しめます。
できるなら劇場鑑賞をお勧めします。
14:35  |  映画  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4230)  二つの星団の、衝突の始まり

2012.08.23 (Thu)



ハッブル撮影、NASA公開情報です。2500万年前に誕生した巨大な“育星場”であるタランチュラ星雲(かじき座30星雲)で起きている二つの星団が、実は衝突の初期段階だというのです。地球から17万光年の距離に位置するところでの、衝突するというわくわくすることが起きつつあるのです。(gooニュースより)
とは言え、宇宙規模の衝突までの時間は、シミュレーションでは完了までに約300万年かかるとか。壮大な観測は、生きている間はおろか、地球が存在しているかどうかも不明な遠い未来の話でした。

(写真:ビロードモウズイカ=天鵞絨毛蕊花:高さが2m以上ある、南国の花です:公園)
20:03  |  思い  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4229)  涼し気なおしゃれに

2012.08.22 (Wed)



グレーのタイトスカートに、白のサマーセーター。
白に重ね着の紺色の透ける素材が、とても涼し気に感じました。シンプルでいてファッショナブルな雰囲気の通勤着です。和服で言うと「絽」「紗」のような上品さがあります。猛暑の折り、こういうおしゃれができたらいいですね。
いつまで続くのか、この暑さはと、誰かに文句のひとつも言いたいところです。

(写真:アサザ=阿佐佐:小さな黄色のパラソルが、池に涼を作ります:公園の池)
20:38  |  ファッション  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4228)  影踏み

2012.08.21 (Tue)



図書館のエレベーターロビーは、窓からの日差しが燦々と降り注ぎます。
紫外線アレルギーのわたしは、エレベーター待ちは少し離れた位置です。その光の中を、影踏みをしている男性がいます。体格からは高校生くらいに見えます。幼い表情で嬉々として遊んでいます。職員も、来館者も穏やかに見守っています。少し障害があるのだろうと、それぞれが感じての対応のようです。
通勤帰りの慌ただしいときには見られない、少し早い時間の図書館風景でした。

(写真:ガガブタ=鏡蓋:わずかな涼を感じさせる花ですね:公園の池)
20:56  |  思い  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4227)  また地震が多くなったような

2012.08.20 (Mon)



つい先ほども、地震がありました。
茨城県南部の震源で、こちらの揺れは震度3です。この程度ではニュースにもなりませんが、じわじわと多くなったような気がするのは、わたしだけでしょうか。わずか1年と5カ月前の大震災です。余震がそろそろ大揺れにならなければいいのですが。

(写真:ナツズイセン=夏水仙=別名:リコリス:庭にいつのまにか茎を伸ばして咲きます。昔の庭にもありました:公園)
20:55  |  思い  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4226)  ヴァネッサ・ディフェンバー「花言葉をさがして」/石持浅海「耳をふさいで夜を走る」/小野上明夜「死神姫の再婚(15)」

2012.08.19 (Sun)

tulbo10.jpg

豪雨までは行かないけれど、昨日の雨は溜まり過ぎた湿度を振り落としてくれました。遠くで雷も鳴りましたが、内陸部だったようです。
きょうはさわやかな青空と白い雲がきれいです。当分残暑は続くそうです。

先週の3作。
ヴァネッサ・ディフェンバー「花言葉をさがして」

石持浅海「耳をふさいで夜を走る」
小野上明夜「死神姫の再婚(15)ひとりぼっちの幸福な王子」


ディフェンバー。里親の元を転々としてきたヴィクトリアは、無愛想で怒りっぽかったのです。心を閉ざした彼女が唯一信じたのは、里親エリザベスが教えてくれた「花言葉」でした。養護施設を卒業したヴィクトリアは街の小さな花屋で働き始めます。お客が何を求めているかを察し、美しい花束を作って人々を幸せにしてゆくヴィクトリアの腕はたちまち評判になり、希望に満ちた生活を手にするかに思えたのですが・・・。
人を信じられないひりひりとした感覚のヴィクトリアは、読んでいて心が痛くなります。すべての花言葉を覚えてからの大きな変化が起こっても尚、母親を求める切なさと、自身の罪の意識とで複雑に揺れます。愛する人の子どもを産む決断と子育ての絶望的な大変さに落ち込みます。それでも自力で道を切り開こうと必死にあがく姿に、とても共感しました。花の空気感が全体をやさしく包んでくれるので、読後感もよかったです。まだまだ知らないすごい作家がたくさんいるのだと改めて思いました。

石持さん。並木直俊は世界の破滅を避けるために、冤罪被害者支援団体でケアしてきた「アルラウネ」の3人が「覚醒する」前に彼女たちを殺すしかないと、完璧な準備を整え一切の嫌疑がかからない殺害計画を立てます。けれど事態は思わぬ方向に転がりはじめます。
殺人の描写がリアルで、おもしろい展開でした。タイトルの誰が「夜を走る」、何に「耳をふさいで」なのか意味がありました。部分的に説明が長過ぎ、心理描写で立ち止まらせ過ぎ、数カ所で懸念した証拠が残る点は、一切スルーなのが気になりましたが、それでも読ませます。誰の中にもある殺人願望と、それを行動に移す一線は世界が違います。興味深い世界でした。

小野上さん。首に輪をつけ鎖でゼオルディス国王に引かれている囚われの身のアリシアは、国王が望む「幸せな結末」の物語を書こうと考え続けています。創作の参考に、幽閉中のグラネウスを訪れるが、そこにはライセン家の「家族の肖像」があったのです。最愛の夫・カシュヴァーンの姿にアリシアは涙を流しますが、突然その絵にゼオルディスがペンキをぶちまけます。
今回はゼオルディス国王の裏も表もすべてを見せています。究極の自傷行が振り向けさせるものに、唸ってしまいます。悪役をここまで描くと人間的で、立ち位置で悪役にも善役にもなり、作者の愛情さえ感じます。 それにしてもラストまであと何作待たなければならないのか、せっかちなわたしはいらいらが募ります。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね〜♪

(写真:ツルボ=蔓穂:熱い地面を覆うピンクが、そろそろ秋を感じさせます:公園)
09:39  |   |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4225)  35度を越えると、周囲の空気が

2012.08.18 (Sat)



先週も暑かったですね、残暑。
32、3度なら慣れた暑さですが、35度を越えると周囲の空気が殺人的に変わります。日差しがあると40度ですから、街を歩くと体温より高い空気に押しつぶされそうになります。

そんな中、ビル風が吹き付け、ちょうど外に出て折りたたみの日傘を開いたところでした。逆開きには問題がないのですが、内側に強い力が加わりました。プラ製の骨が折れてしまいました。これも去年購入したものなので、ワンシーズンという結果になりました。UVカット、55cm以上、折りたたみ、軽量、という条件で探すと、ごくわずかです。結局、カラーだけ変えて同じものになりました。シルバーコーティングの折り目がどうしてもはがれるし、まあ、ワンシーズンでいいかもという気もします。

(写真:ミソハギ=禊萩:暑い中に、かわいいピンクが和みます:公園)
08:18  |  ファッション  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4224)  辻井伸行さんのモーツァルト

2012.08.16 (Thu)



kreome-szup10.jpg

辻井伸行さんは今年はモーツァルトに挑戦するようです。
TVで「トルコ行進曲」「キラキラ星変奏曲」K.265を聴けました。目立ちたがり屋のピアノブランド・ロゴは「Shigeru Kawai」SX-EXでした。ピュアな曲風には合うし、辻井さんも好きな音なのでしょう。
老かいなピアノを弾き倒すスタニスラフ・ブーニンとはまったく別な世界ですが、新しい物に挑戦する姿勢がすばらしいです。ピュアからどんなふうに変わっていくのか、10年、20年後が楽しみなピアニストです。

(写真:クレオメ:しっとりと雨に濡れて、美しい花です。数年前のお気に入りです:ベランダ)
19:44  |  音楽  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4223)  ふんわりと

2012.08.15 (Wed)



hanabi_rast.jpg

ようやくショッピングをする元気が出てきました。
デパートで目についたのが、ふんわりのチュニック・ワンピです。いまさらのチュニック。いままでは体型隠しのようなデザインが好きではなかったのです。見つけたのはスリムなデザインで、レギンス、パンツにも合いそうです。
ブルーの大きめの花柄と、チャコールと黒を基調とした小花です。どちらを選ぶか迷い、ブルーはありきたり過ぎる気もして、チャコールに決めました。ロング・ストールをかけると秋口まで着られそうです。とは言っても、仕事着にはできないのでお出かけ用です。
ひと月近くの体調不良との、切り替えです。

(写真:数年前のお気に入りです:板橋&戸田橋花火大会)
08:34  |  ファッション  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4222)  お盆を迎えて

2012.08.14 (Tue)

himawari9.jpg

candl12.jpg

故郷では昨日からお盆に入っています。
子どもの頃は、ナスやキュウリに折った割り箸で足をつけ飾りました。夕方には玄関先で細い木を四角形に積み上げ、迎え火、送り火を焚きました。近所の家々も小さなかがり火が並び、きれいでした。
こちらでは住宅事情もあるのでしょう。まったく見かけません。震災のときに使ったアロマキャンドルに灯をともし、故人を偲びました。昨年の震災、原発事故。終戦と原爆。病気で亡くなった父母。交通事故で亡くなった従姉。3月に亡くなった友人。様々な思いが胸を詰まらせます。

友人の夢を見ました。息子さんと一緒で、なにか楽しそうな空気がありました。けれど彼女は後ろ姿で、顔が見えません。こっちを向いて、と呼びかけるのにだめなのです。すっと目が覚めました。ああ、もういないのだと冷静に考えている自分がいました。
目を覚ますと、彼女の色白でふっくらした笑顔も声も言葉も動作も直ぐそばにあるのに。大丈夫だよという声が聞こえるのに。がんばってという声が聞こえるのに・・・。

(写真:ヒマワリ=向日葵:うつむいた姿が、魅力です:公園)
09:40  |  思い  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4221)  短い、夏休み

2012.08.13 (Mon)



きょうも残暑が厳しそうです。
土日を入れて5日だけですが、夏休みです。体調を整えるのには、ちょうどいい長さです。けれど休日前夜の就寝時に、やり残した仕事を思い出してしまいました。いくら体調が悪いとは言え、とんでもないミスでした。午前中の1時間程度のために、1日は出社しなければなりません。自分の責任とは言え、やれやれですね。

昨夜は雲が多くて見られませんでしたが、「ペルセウス座流星群」を見上げましょうか。

(写真:ツユクサ=露草:暑い夏の、鮮やかなブルーが美しいです:公園)
07:54  |  思い  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4220)  川端裕人「雲の王」/千早茜「森の家」/堀江敏幸「燃焼のための習作」

2012.08.12 (Sun)



ロンドン五輪女子バレーボールだけは見ていました。銅メダルおめでとう。
最終予選の大変さと、更に技術をレベルアップした戦いに拍手です。順々決勝で中国を破ったのがすごかったです。最期の3位決定戦は宿命の韓国で、みごとな日本バレーを見せてくれました。あとは高さのブラジル、ロシア、アメリカなどとどう戦うかが次の課題でしょうか。それぞれの厳しい表情や笑顔がすてきでした。

先週の3作。
川端裕人「雲の王」
千早茜「森の家」
堀江敏幸「燃焼のための習作」

川端さん。気象台に勤務する美晴は、行方知れずの兄からの手紙で息子の楓大とある郷を訪れます。天気と深く関わる「空の一族」で、美晴たちには五感で風や空気を知る不思議な能力があるというのです。郷から戻った美晴は、ある研究プロジェクトに参加します。最新システムの気象台が集中豪雨を予報し被害を止めた直後、美晴はダウンバーストの予兆を見てしまい。警報を出し、かろうじて被害を最小限に留めます。プロジェクトは台風の進行方向を変更する研究をするが、誤って発生させた巨大な台風が日本を直撃しようとすし、必至に阻止するために取った手段とは。
ひさびさの作者の作品でしたが、壮大なスケールの物語を書いていたのですね。不思議な力の描き方は少し腰が引けているようですが、気象ものとしてとてもおもしろかったです。何気なく見上げる空の雲を再認識した思いがしました。地球規模の気象の仕事も興味が引かれます。新鮮でした。

千早さん。30歳過ぎの美里と、ひと回り歳上の恋人・総平さん、その息子で大学生のまりも君。まりも君は総平さんの本当の子どもかどうかもわからないけれど、受け入れ20歳まで育てることにしたといいます。緑に囲まれた家で「寄せ集めの家族」は、互いのことに深く干渉しなせず、その暗黙のルールで暮らす居心地のよさは、総平さんの微笑みとまりも君の空気が作っているのです。けれどふいに総平さんの突然の失踪で均衡が破られます。
祖母に守られるまりも君。恋人とは言えマイペースで飲んで帰るような美里。書斎に閉じこもる以外は、すべてを笑顔で引き受ける総平さん。こんなにも希薄な疑似家族が、美里の中の眠っている血を起こします。母との確執の濃厚な関係が引き継がれていたのです。ラストは少し軽いけれど、わたしもほしい人間関係でした。

堀江さん。雷雨がやむまでもうしばらくと、探偵事務所の枕木の言葉に、依頼人・熊埜御堂(くまのみどう)氏が頷きます。インスタントコーヒーを飲みながら、助手の賴子さんも加わりとりとめのない会話が続きます。
雨の湿気が室内を埋め、レトロなおんぼろなたたずまいに、終わらない謎解きや会話が溶けていきます。緩やかな糸をたぐるような曖昧さと、直接関わりのない生なシーンがところどころにあり、不思議な本です。語りのリズムに乗れるかどうかで好き嫌いが分かれそうです。わずか217ページが長かったです。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:ヒマラヤエンゴサク=ブルーに惹かれて育て、ひと夏で溶けて吹き飛びました:ベランダの幻の花)
09:54  |   |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4219)  ドアモニター

2012.08.11 (Sat)

sagiso3.jpg



残暑お見舞い申し上げます。
もう、立秋が過ぎたのですね。体調不良によりお休みしてしまいました。なんとか再復活したようなので、続けていこうと思います。

家にいる時間が長かったので、ドアチャイムがよく鳴らされました。ドアスコープはとても見にくいので、ついドアを開けると新聞勧誘員だったりしました。宅配便も多いのでなんとかしようと思いました。
調べてみると、簡単でお安い製品が見つかりました。さっそく注文して取り付けました。すぐれものですね。部屋の中で広角で見てからドアを開けられます。こちらの声は出せないことと、ONにしてからの数秒のタイムラグがありますが、そこはいたしかたのないところかと思います。こちらもPana◯◯◯で、シャワー便座と同じメーカーでした。なかなかいいですね。

(写真:サギソウ=鷺草:数年前の夏のお気に入り写真です。もうあの気力はないかも:昭和記念公園)
09:31  |  健康  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4218)  両角長彦「大尾行」/河合二湖「バターサンドの夜」

2012.08.05 (Sun)



昨日は板橋&戸田橋花火大会でした。
時間になると音が賑やかに聞こえます。たくさんのマンションの隙間から、わずかに花火の上半分が見えます。震災の影響で去年は見送られているので、今年は見たいと思っていました。
でもこの体調不良ではとても無理でした。来年また計画します。

先週の2作。
両角長彦「大尾行」
河合二湖「バターサンドの夜」

両角さん。ヘッドハンティングされ押田探偵社に勤める村川は、尾行能力に長けています。最新システムを駆使し、司令官・南の指示で動くうち、尾行の対象者が、なぜか追跡者の目の前で自殺する数が多いことに気づきます。ほかのメンバーたちが必ず見失ってしまうという女性を担当し、追跡します。製薬業界の地図を塗り替える大合併が絡んでいきます。
勝つのはハイテクか、アナログか。ロストのタイムラグの謎。製薬会社の宿命。前作だけで終わるかもと思っていた作者が、コンパクトな中にたくさんの要素を詰め、読者をミスリードし、着地しました。文章の荒さや漢字のバランスの悪さや視点のぶれなどの傷はあるものの、読ませました。もちろん編集担当者の頑張りがあったのだとは推測しますが、これで次作へ繋がったならおもしろい作家に化けるかも知れません。

河合さん。学校の友人や両親、祖父との近づけない距離感で息苦しい中学生の明音の心の支えは、「ロシア革命」のアニメの主人公の衣装を着て戦うことです。自分を変えたい明音に、智美から「モデルやらないか」と誘いの声がかけられ、一人でブランドを立ち上げようとする智美に、つい手助けをしてしてしまいます。

弁当を食べるのにもグループがある、学校の様子が読んでいても息が詰まりそうです。一人暮らしの祖父との、わかりあえる空気が救いです。アニメの衣装を着たいために、胸にさらしを巻くシーンはつらいです。家族を含めた人間関係の中で、痛い目に遭いながらも大切にすべきものを見極めていく姿勢がいいですね。わたしの、自己嫌悪と自意識過剰を持て余していた頃が甦ります。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:シクンシ=四君子:上から釣り下がって咲く花も、好きです:公園)
10:50  |   |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4217)  薬の副作用

2012.08.02 (Thu)



風邪を引いて以来、数時間と睡眠が少なくて処方された薬があります。
1日目は5時間は眠れました。ところが2日目は眠って3時間後に、異常な体のかゆさで目が覚めました。頭の頂上から足の先まで全身がかゆいのです。湿疹が出る寸前の熱っぽさもあります。深夜3時から1時間は我慢して横になっていましたが、とても眠れません。ネットで薬の副作用を調べると、やはり症状があるようです。

今朝の電車は大宮駅での信号故障による、上下線共に大幅な遅れで2回の改札止めでした。20分遅れでふらふらの状態で会社に着きました。午後休診の病院に電話をすると「飲むのを止めて診察を」と言われました。明日でないと受診はできません。不調で早退し、部屋で横になっていました。猛暑も体力を奪い、再び吐き気やめまいも、かゆさも再開し、もうダウン寸前です。ふーっ。

(写真:アカツメクサ=赤詰草:暑い草むらで、涼し気な顔で咲いています:公園)
20:03  |  健康  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

(No.4216)  3本の旗

2012.08.01 (Wed)



rengesyoma-sz.jpg

帰路途中、キ◯ンの会社の前を通ると2枚の旗を降ろしている中年の男性がいます。
3本のポールがあり、日の丸と社旗はわかりますが、もう1本は何の旗でしょうか。ググってみると安全旗だそうです。初めて知りました。朝通るときにも、そのポールが翻っているのを見たことがありません。
勤務時間は朝9時から6時までのようです。こういう仕事をきちんとしているのは、さすがに大会社だなと思わずにいられません。賃貸事務所の会社では、社旗すらないのですから。

(写真:レンゲショウマ=蓮華升麻:うつむいた花の姿に惹かれます。数年前のお気に入りです:公園)
20:26  |  思い  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |