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(No.3547)  瀬川深「我らが祖母は歌う」/道尾秀介「月と蟹」/エリック=エマニュエル・シュミット「そこにモーツァトがいたから」

2010.12.26 (Sun)



抜けるような冬の青空がきれいです。
夜は、冴え冴えとした月が見られます。近視のため星の光はわずかしか捉えられませんが、それでもオリオン座だけは見えるのです。

先週の3作。
瀬川深「我らが祖母は歌う」
道尾秀介「月と蟹」
エリック=エマニュエル・シュミット「そこにモーツァトがいたから」


瀬川さん。地方都市と東京ベイエリア、昭和と平成21年の二つの時間と家族の物語とが、自在に交錯します。30代の作者が75歳の祖母の心に寄り添って描けることに驚きがあり、 こういう老い方がすてきだろうと強く感じさせてくれます。

道尾さん。子どもの世界の心理的な関係が 抜群に切れ味よく描かれています。5年の慎一はクラスになじめず、友だち・春也とヤドカリで遊び「ヤドカミ様」として祭り願いを込めます。何ともいえない嫌悪感、ざわざわとした気持ちのまま引き込まれて読み続け、 ラストで跳ね上げられるように救われます。死んでほしいと願う慎一の、気持ちの葛藤と行動が秀逸です。

シュミット。モーツァルトへ宛てた手紙と、モーツァルトから送られてくる音楽の「往復書簡」形式の、自伝的フィクションです。詩的で音楽の喜びにあふれる文章が、心地よく心にしみ入ってきました。すてきな出会いを・・・。

「Book」読書日記に、感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:ベニバナチャ=紅花茶:葉も紅色がかって、不思議な雰囲気があります:公園)
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