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(No.3554)  佐藤友哉「333のテッペン」/エリック=エマニュエル・シュミット「ノアの子」/小路幸也「ラプソディ・イン・ラブ」/貴志祐介「悪の教典」

2011.01.09 (Sun)



ギプスの足にも少し慣れました。
フロアではコツコツ音がするので、階下への配慮が必要です。寄せ集めたラグ・マットを敷き詰めました。初体験というのは、いろんなものが見えてきておもしろいです。

年末から先週にかけての4作。
佐藤友哉「333のテッペン」
エリック=エマニュエル・シュミット「ノアの子」
小路幸也「ラプソディ・イン・ラブ」
貴志祐介「悪の教典 上・下」


佐藤さん。あまりにもよく知っている東京タワー、東京ビッグサイト、東京駅、東京スカイツリーが、 ミステリー空間に変わり、普通を望む主人公の過去が姿を見せていく構成が、うまいです。 胡散臭くて、人間臭くて、危ういキャラ設定も、微妙に好みです。

シュミット。ナチスに追われる少年を匿う協会は、ユダヤ教を救うために神父が作ったノアの箱舟だったのです。神父が言った「神は人間のすることに干渉しない。神は『自由な』人間を創造したのだから、人間は自分のすることに責任を持たねばならない」といった言葉が、少年の真っすぐな目とともに印象的でした。

小路さん。日本の映画界を支えてきた名優とその前妻や家族が演ずる家族の姿を映画にするという、二重三重の演技が作り出す雰囲気がすばらしいです。心理や小道具のひとつひとつまでじっくり味わってください。

貴志さん。サイコパスの気持ちになり切って描かれ、饒舌なまでの会話で繋いでいく展開の、文字の間から 立ち上がってくる怖さがじわりと背筋を寒くさせます。計算されたキャラ設定の殺戮のシーンは、まるでゲームのようです。総ページ850はあっというまに読め、エンタメとしておもしろかったです。

「Book」読書日記に、感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:ベゴニア:赤い小さな貝殻を思わせる、かわいさです:公園温室)
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