2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

(No.3618)  山本弘「去年はいい年になるだろう」/香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常-1」~「-10」

2011.03.27 (Sun)



katakri11-2.jpg

昨日の強風は、春の嵐でしたね。
室内のドアが音を立て、地震かと思うほどです。きょうは風は止みましたが、まだ寒いです。ここ数日の雨のせいでしょう。ご近所で一番早く桜が咲く木が、固いつぼみだったのがピンクの花びらが見えるまでになっていました。これで暖かくなると今週は開花するでしょう。各地の桜祭りは中止のところが多いですが、桜の美しさは味わいたいです。

先週の11作。
山本弘「去年はいい年になるだろう」
香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常-1」~「妖怪アパートの幽雅な日常-10」


山本さん。パラレル・ワールドの究極の姿です。24世紀から「ガーディアン」と名乗る大量のアンドロイドたちがやってきて、人間を不幸から守るといいます。9.11の悲劇もなく、本来の歴史で起こった自然災害、テロ、戦争、大事故などが防がれます。だがSF作家 ・山本弘は受け入れながらも違和感を拭えません。人間の愚かしさと、それを手助けするだけのアンドロイド。理想の世界を構築する、難しさを感じさせられました。

香月さん。1作目でハマってしまい、10作一気読みでした。13歳で両親を失った稲葉夕士は、親戚の家から出て高校進学で入寮予定がぼろアパートに入ってしまいます。地下洞窟に こんこんと湧く温泉。怪し気な大家を始め、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる、「手首だけの」賄いのるり子さんや、看護士を目指すもの、保母さん、古本屋、酒を飲む住人たち。
愛おしくせつなくなる妖怪たちの、この世に残した思い。カッコいい親友・長谷や、担任教師・千晶の隠れた才能と、貧血で倒れるギャップがお気に入りです。
「世界は、可能性は、無限にある」の言葉が好きです。生きる上で大切なことを、真っすぐに伝えてきます。こんな作家と出会えてよかったです。

「Book」読書日記に、感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:カタクリ=片栗:数年前の弘前公園の植物園です。5月に山野草が見頃になります)
関連記事
11:01  |   |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

★香月日輪!

ご無沙汰してます。
関東地区にお住まいのみなさま、連日の通勤困難や停電のご苦労、大変ですね。お見舞い申し上げます。
ところで、香月日輪の名に、つい反応。
デビュー作・・・もう十年以上前になるのかしら・・デビュー作・『地獄堂霊界通信』にぶっとんだこと、思い出しました。
こまかいことは忘れたけど、強烈な印象でした。
その後、ついごぶさただったけど、yuiさんがはまったという『妖怪アパート・・・』読んでみようかな。
当方は直接の被害はなかったのですが、連日の報道で、気持ちがへこたれて・・・
バーバまま |  2011.03.30(Wed) 18:55 |  URL |  【コメント編集】

★お見舞い、ありがとうございます

こちらは余震がなかなか治まらず、気持ちが落ち着きません。通勤は8割程度の電車の運転ですが、大丈夫です。停電が余裕を失わせ、買いために走らせると思うのですが。これも長期化しそうですし・・・。
水道水も、水道局から数値のお知らせの戸別チラシが入っていました。TVだけでもういいですと、言いたくなりました。報道も、めげます(>.<)。

香月日輪。そうですね。10年前ほどのデビューのようです。「妖怪・・」は、夢見さんのレビューでおもしろそうと思って手にしました。
シリーズの中には推薦図書に上がっているものもありました。ほどよく、楽しめる作品でツボでした。わたしにとっての、漫画という位置づけです。
yui |  2011.03.30(Wed) 22:16 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 
 | BLOGTOP |