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(No.3984)  ペール・ペッテルソン「馬を盗みに」/永嶋恵美「別れの夜には猫がいる-泥棒猫ヒナコの事件簿」/深谷忠記「無罪」

2011.10.16 (Sun)



どんよりとした曇り空です。
気分の晴れやかさは損なわれますね。でも休日だから、また本やDVDを見て過ごしましょう。

先週の3作。
ペール・ペッテルソン「馬を盗みに」
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永嶋恵美「別れの夜には猫がいる-泥棒猫ヒナコの事件簿」
深谷忠記「無罪」


ペッテルソン。15歳の夏ノルウェーの小さな村で、「ぼく」と友だちのヨンと「馬を盗みに」行くスリルに夢中になりました。ヨンはそのとき弟たちの面倒を見ることになっていたのですが、戻ってみると幼い弟の銃の誤発射で双子のもう一人が死んでしまったのです。友だちとの青春が終わり、50年余りを経た冬、人里離れた湖畔の家で一人暮らす「わたし」の脳裏に、当時の思い出が鮮明によみがえります。
きらきらと輝いた青春と今の二つの時間を行き来しながら語られる人間のありようが、深く心に入り込んできます。原作もたぶん美しいのではないかと思われる、流麗な日本語訳の文章と、ノルウェーの情景描写が、心情と溶け合ってとても美しいです。お勧めです。

永嶋さん。「あなたの恋人、友だちのカレシ。強奪して差し上げます」というキャッチに引き寄せられ、オフィスCATに依頼する女性たちがいます。DV男から逃れる、あるいは恋人の心を傷つけずに別れるためなど、もつれた恋愛感情にヒナコがバッサリと下すひと太刀が小気味がいいです。依頼者が本当に望んでいた結末を得ます。軽い読ませ方ですが、なかなか胸の深いところでハートを掴まれます。このシリーズもおもしろいです。

深谷さん。息子と妻を薬中毒の通り魔に殺され復讐を願う新聞記者の小坂は、我が子を殺されながら犯人の女はは心神喪失で無罪となったのを許せない母と、出会います。題材に引かれましたが文章が重複してくどく、肝心のストーリー展開がもたつきます。題材に期待し過ぎたのか、ラストもなんだかなという感じでがっかりでした。

「Book」読書日記に、感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:イヌショウマ=犬升麻:こちらも数年前の写真です。秋の日差しの中で輝いていました:公園)
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*Comment

こちらは久しぶりに良い天気になりました。

真夏に頑張ってくれたグリ-ンカ-テンを解体したり
土手の草刈りとか、球根を植えたりしました。

10月も半分過ぎて、あっというまです。
えんてつ |  2011.10.17(Mon) 18:15 |  URL |  【コメント編集】

薄日は射すものの、からりとした秋空にはほど遠い感じがします。
じめじめとした夏のようです。

早いですね~(^^)
ほんとうに10月も半ばを過ぎてしまいました。
そろそろ秋の球根を植える時期ですね。
わたしも鉢植えの整理をしたいです。
yui |  2011.10.17(Mon) 20:28 |  URL |  【コメント編集】

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