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(No.4123)  ラルフ・イーザウ「盗まれた記憶の博物館」/有川浩「塩の街」/小野上明夜「死神姫の再婚(14)」

2012.04.08 (Sun)



青空に背中を押され、綿毛布やシーツの洗濯をしました。
風は冷たいけれどよく乾きます。足元の鉢植えの整理をしました。小鉢をまとめてプランターに植え替えたり、ニューフェイスを植えたりしました。ようやくの、春ですね・・・。

先週の3作。
ラルフ・イーザウ「盗まれた記憶の博物館 上・下」
有川浩「塩の街」
小野上明夜「死神姫の再婚(14)目覚めし女王と夢のお姫様」


イーザウ。双子の姉弟が父を忘れていたことに気づいたのは、父の勤務する博物館から美術品が盗まれ、警察がやってきたからです。二人で深夜の博物館に忍び込み謎を解こうとすると、弟までが別世界へ行ってしまい、姉に「忘れられて」しまいます。誰かがわたしたちの記憶を消そうとしていると知り、姉は現実世界でインターネットを駆使し、弟は失われた記憶の世界で人脈をひろげ、巨大な陰謀と戦うことになるのです。
はらはらさせられる展開と、夢のようなストーリー世界です。「千夜一夜物語」に登場するガラス細工の小鳥や、ナポレオンの外套、アーサー王の円卓や、歴史の本やもろもろの小説の中に出てくる人物や小道具ひとつひとつが、しゃべり、喜び、悲しみ、怒ったりして、とにかく楽しいのです。児童書の域を軽々と超え、壮大な広がりを見せてくれます。すごい作家ですね。ハード・カバーで重いのだけが欠点です。

有川さん。宇宙から飛来した謎の巨大結晶物体が、世界中に落ちたその時から、生きている人間が塩の塊に変化し、原因や因果関係が不明な「塩害」として続いていく世界です。高校生・真奈は親を失い家を失い、空自の戦闘機乗りだった秋庭に救われますが、自衛隊の一人により否応なく、破壊活動に巻き込まれていきます。
とんでもなく白く怖い設定に、引き込まれました。もろい塩になるという、人間の危うさが端的に描かれています。後半の恋愛感情のストーリーはラノベらしさ満載です。自衛官の自分の信念と策略の自信が生むパワーも、納得させてくれます。

小野上さん。各地で反乱が大きくなっていくシルディーン王国。カシュヴァーン生存を信じるアリシアは、不穏な空気の王宮で助けを待ち続けています。ゼオルディスはますますアリシアに結婚を迫り、不穏に動き揺れる展開です。なぜかハマってしまったラノベですが、飽きっぽいのでそろそろラストがほしいです。それにしても大事なシーンでの人名誤植は、ありえないでしょう。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:シダレザクラ=枝垂れ桜:満開の花が春の日差しで輝いていました:公園)
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*Comment

昨日今日と気温も上がって・・・まさしく、ようやくの春です。

昼休みの会社の周りも木蓮が咲いてきました。
近くでみると大きくてびっくりです。

春のぽかぽかした時期は、読書も睡魔との闘いにはなりませんか~(笑)
でも、今日の三冊は安心して寝ていられない内容のようですね。
えんてつ |  2012.04.09(Mon) 13:34 |  URL |  【コメント編集】

一気に気温が上がってきましたね~(^^)。
ほっとする暖かさです。

木蓮は大きいですよね♪ 白が好きです。

読書をして眠くなるのは、運よく電車で座ったときですね。本を落として目が覚めたりします(笑)。
ほとんど立ちっぱなしですから、たいていの本は大丈夫です。
yui |  2012.04.09(Mon) 21:26 |  URL |  【コメント編集】

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