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(No.4129)  フェルディナント・フォン・シーラッハ「犯罪」/上遠野浩平「ぼくらは虚空に夜を視る」/有川浩「レインツリーの国」

2012.04.15 (Sun)



昨日はベランダで、ニューフェイスの花苗を植えました。
咲いてくれるのが楽しみです。数年来の鉢植えも、たくさんの新芽が出てきています。木はどうしても1、2年で枯らしてしまいます。宿根草が強いですね。

先週の3作。
フェルディナント・フォン・シーラッハ「犯罪」
上遠野浩平「ぼくらは虚空に夜を視る」
有川浩「レインツリーの国」


シーラッハ。刑事事件弁護士は立ち会った、一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の息子。彫像『棘を抜く少年』の棘に取り憑かれた博物館警備員などの連作短篇集です。魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たちの心に迫ります。決して感情移入せずあらゆる可能性を秘めた人間という存在を受け入れる懐の深さだと思います。
兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の息子の章は、にやりとさせられました。したたかな少年でした。距離感を持って、しかも無駄を削り取った筆致が、とても魅力です。

上遠野さん。普通の学生の兵吾は、底無しの空間が永遠に広がる絶対真空の虚空で、戦争するハメになります。無限に襲いくる敵を、兵吾が駆る超光速戦闘機で倒さねば、人類は終りだというのです。上遠野さんらしい、きちんとした描写は人間の中にある大切なものに触れてきます。SFという設定ではあるのですが、描かれている姿は凛としています。

有川さん。忘れられない本から始まったメールの交換でした。伸は次第に、ひとみに会いたいと思うようになりますが、現実にはいくつものぶつかり合いが起こります。 15年ほど前のメール交換を思い出しました。いまはここまで古風な女性はいないかも知れません。聴覚障害の問題も、うまく処理しています。でもなんだか心に残るものがないのでした。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:ヤエザクラ " イチヨウ " =八重桜 " 一葉 " :染井吉野の桜吹雪の後に、ふんわりと咲き出しました:公園)
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*Comment

エレガントな八重桜ですね。
花びらが紙細工のように繊細だ!

仲間に入ったニューフェイスはどんなお花なのかな~?
楽しみがまたひとつ増えましたね。
咲いたらぜひとも写真を撮ってくださいね~♪
えんてつ |  2012.04.16(Mon) 23:51 |  URL |  【コメント編集】

八重桜は、ふんわりきれいですね~(^^)。
いろんな八重桜が見頃を迎えました。

シルバー・リーフが2種類と、あれもこれもと6種類でしょうか。
咲いたら是非見てくださいね♪
yui |  2012.04.17(Tue) 20:21 |  URL |  【コメント編集】

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