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(No.4142)  高野和明+阪上仁志「夢のカルテ」/柚月裕子「臨床真理」/一田和樹「キリストゲーム」

2012.04.30 (Mon)



昨日は夏日でした。
暑過ぎるくらいですね。きょうからは平年並みに落ち着くようです。少し街を歩くと、庭に咲く木の花や草花が目につきます。モッコウバラ、クレマチス、プリムラ、ハナミズキ・・・。美しい季節です。

先週の3作。
高野和明+阪上仁志「夢のカルテ」/柚月裕子「臨床真理」/一田和樹「キリストゲーム」

高野+阪上さん。銃撃事件に遭遇した刑事・麻生は、夜毎の悪夢に苦しめられています。心理療法を受け、女性カウンセラー・来生夢衣と出会い、いつか恋心を抱きます。でも夢衣が他人の夢の中に入ることができる特殊な力があることを知ります。
いままでの高野さんに見られないやさしさは、阪上さんの持ち味でしょうか。刑事事件と心の治療という、一見対極にある両者、若干どっちつかずの感はありますがうまく描いています。それにしても男性の望む女性像というのは、どうしてこういうタイプになってしまうのでしょう。そんな女性は存在しませんから。

柚月さん。臨床心理士・美帆は、受け持った、共感覚を持つ青年・司を救おうと必死になります。原因となる、失語症の少女の自殺の真相を追ううちに、その裏にある黒い現実に突き当たります。
狭い視野ですが、まっしぐらに走り抜ける魅力があります。設定はそれはないよと突っ込みどころも満載ですが、引き込んで読ませてしまうのです。デビュー作なので、これから大きく変貌するのかも知れません。

一田さん。流行する『キリストゲーム』は、『導き手』の言葉により『救い主』が現実に自殺するというものです。参加者が百万人を超え、毎日数十人が自ら命を絶つという状況に、政府のCITはゲーム根絶のため「オペレーション・ユダ」を発動し、刈戸は隊長に就任します。
サイバーテロとの攻防は頑張った設定ですが、肝心の刈戸のキャラがどうにももたつき過ぎです。ネットの感覚が薄く、付け焼き刃が見えるのはなぜでしょう。都合が悪くなると別な人の視点で描き、なんとか着地したというところですね。サイバーものが好きなので、酷評しながら読んでしまいまた。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね~♪

(写真:ハナカイドウ=花海堂:桜と同じ時期に咲くので、載せるのがいつも遅れます。もう散ってしまっています:公園)
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*Comment

花海堂 花色が素晴らしいですね。でも、もう散ってしまいましたか~

我家の花海堂は幹の途中を害虫にやられて、泣く泣く途中で切断したのですが
3年前から新しい枝が二本出てきました。
花がいつ見られるのか楽しみしているところです。
えんてつ |  2012.05.02(Wed) 13:51 |  URL |  【コメント編集】

花海堂。そうなんです。毎年、桜と同じ時期に咲くのでつい後回しにしています(笑)。
すっかり葉海堂になりました。

お庭の木はそれでもたくましく芽を出したのですね。よかったです~(^^)。
花が咲くのをじっと待つしかない、でも楽しみな時間かも知れません♪
yui |  2012.05.02(Wed) 21:05 |  URL |  【コメント編集】

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