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(No.4284)  中山七里「静おばあちゃんにおまかせ」/サラ・パレツキー「ウィンター・ビート」

2012.11.11 (Sun)



フィギュアスケート・グランプリシリーズ・ロシア大会で、男子の小塚選手が2位入賞です。
1位はパトリック・チャンはさすがの滑りです。来週のフランス大会は無良選手、その翌週の日本杯は羽生、高橋、村上選手、浅田、今井、鈴木選手が出場します。グランプリファイナル進出を賭けて頑張ってほしいです。

先週の2作。
中山七里「静おばあちゃんにおまかせ」
サラ・パレツキー「ウィンター・ビート」


中山さん。円は両親を交通事故で亡くし、元裁判官の祖母の静との二人暮らしです。静はいつも法律談義や社会の正義と矛盾を説いており、円が警視庁捜査一課の葛城に殺人事件への意見を求められると、おばあちゃんの推理を伝えます。事件を追う一方で、葛城は円の両親の交通事故を洗い直して真相を解明していきます。
警視庁が民間人に頼るというあり得ない設定ですが、物語としてはおもしろいです。葛城の迷走し鋭さのない捜査は頼りなく、円を引き立てるためのバランスでしょうか。静おばあちゃんと円のシーンで、凛とした元裁判官の苦悩に裏付けされた明確な姿勢が見せ場だと思います。法曹界を目指す円の真っすぐな道が見えるようで、すがすがしいです。ラストのどんでん返しはご愛嬌でしょう。

パレツキー。前衛的なボディ・ペインティングのショーで人気のナイトクラブで、従妹のペトラが働きます。店を訪れたヴィクの目の前で、常連客の女性が店の裏で射殺され、容疑者として帰還兵の若者が逮捕されます。息子の無実を信じる父親の依頼で調査に乗り出すヴィクは、正義感に突き動かされるうちに、命を狙われ底知れぬ闇に立ち向かうことになるのです。
悪党にひん死の重傷を負わされても捜査をやめないヴィクの、ファイターぶりは変わりません。少しづつ年齢による限界を感じても、つい事件に深入りしてしまうのです。ペトラとも切ることもできない甘さがあり、音楽家の恋人とはなんとか時間を作るけなげさで繋がっています。自分の正義を貫こうとするヴィクに、つい共感してしまいます。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね〜♪

(ユーフォルビア "シラユキヒメ"=白雪姫:雪のドレスが、美しい:花屋さん)
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