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(No.4347)  中山七里「いつまでもショパン」

2013.02.03 (Sun)



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節分のきょうは、昨日の気温20度から一気に10度まで下がる予報が出ています。
立春。確かに地面が暖かくなり、気の早い早春の花が咲いています。花粉症も強くなってきました。梅、桜の開花が待ち遠しいです。

先週の1作。
中山七里「いつまでもショパン」

ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生します。しかも手の指が全て切り取られるという奇怪なものでした。会場の全員が足止めされ、取り調べを受けます。コンテスタント・岬洋介は、動揺しながらも鋭い洞察力で事件を密かに検証していました。すると世界的テロリスト・通称「ピアニスト」がワルシャワに潜伏しているという情報を得ます。そんな最中、会場周辺で次々にテロが発生するのです。

伝統のショパンのピアノとは何か。父からの厳しい要求が出され家系のプレッシャーに揺れるヤンは、、音楽院学長で審査員のカミンスキと話しても答は見つかりませんが、一次、二次、三次予選とコンクールを勝ち進んでいきます。ロシアのガガリロフ。中国のリーピン。日本の岬と、盲目の榊場。フランスのエリアーヌ。それぞれに優勝を目指しながら交わされる会話に、思いがにじみ出ます。ヤンが聴く一人一人のショパンの演奏の描写が、すばらしいです。音楽を言葉で伝える難しさをなんなく超え、陶酔していく演奏の中に一緒に引き込まれていきます。 爆発テロ事件の動揺を押さえ込んだコンテスタントたちの姿が、音楽の力を深く心に刻みます。ラストもみごとでした。

(写真:セツブンソウ=節分草:秩父では群生が見られるそうです。数年前のお気に入りです:公園)
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