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(No.4395)  室積光「史上最強の内閣」

2013.04.07 (Sun)



昨夜は豪雨でした。
朝は風が強いです。ベランダの鉢植えを、位置変えして倒れないようにしていました。ドラマ「女織田信長」を見ました。元宝塚ジェンヌはどうしても立ち居振る舞いが類型的で、わずかな目の表情演技ができない感じがします。特に女性役がだめですね。天海祐希は嫌いじゃないけど、いつもいまいちです。

先週の1作。
室積光「史上最強の内閣」
室積さん。北朝鮮が、日本にむけた中距離弾道核ミサイルに燃料注入の報が入ります。支持率低迷と経済問題で打つ手なしの政権与党・自由民権党の浅尾総理は危機に直面し、「本当の内閣」に政権を譲ることを決意します。アメリカをすら「あないな歴史の浅い国」と一蹴する京都出身の二条首相たちは、ド派手な登場をするのです。龍馬ふうの坂本外務大臣、山本防衛大臣、高杉総務大臣、忍者ふうの官房情報調査室長たちの創意のもと「鉄砲玉作戦」を発動したのでした。
アメリカを交渉の場に引き出し支援を出させようとする北朝鮮の姿は、2年前に書かれたものですがタイムリーな作品です。いまの日本に「こんな内閣があったら」さぞ痛快だろうと思います。2年前は北朝鮮書記長の次期候補と見なされた男性の、日本での破廉恥映像すら利用し、TV女性アナウンサーを笑い飛ばします。教育問題への皮肉もあります。自国内で国民が飢え膨大な死者を出したことがない、アメリカの本音と感覚への洞察力。北朝鮮へ残していたスパイとの情報交換。そのしたたかな対応と哀しみはなかなかです。架空の内閣ですが、ぱっと出てさっとやってササっと幕を引く、まさに明治維新の勇者の集まりです。
彼らの言う、日本人の戦争への深いところの反戦感覚への信頼を、わたしも信じたいです。時期が時期だけに、笑い飛ばせたらいいですね。

「Book」読書日記に、詳しい感想をアップしましたので、見てくださいね〜♪

(写真:モクレン=木連:枝の幾何学模様に惹かれました:市内公園)
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*Comment

おお、室積光さんの本だ、と思わずコメント。
『都立水商!』『ドスコイ警備保障』あたりの初期作品が好きで追いかけていた時期もあったのですが、ここしばらくはすっかりごぶさたしていた作家でもありました。
今回ご紹介の『史上最強の内閣』は、感想を見て初期室積テイストをふと感じさせるものがありました。ひさしぶりに手にしてみようかと思います。
八方美人男 |  2013.04.07(Sun) 19:02 |  URL |  【コメント編集】

じつは『都立水商!』は、結局読まずじまいになっていました。すみません。
読書サイトの方の感想を読んで、おもしろそうと思いました。構築も、ありえない内閣や各人物像もコミカルに、それでいて本質を突く視点は確かでした。
いまは若い書記長になっていますが、基本的には同じだなと感じます。実際に戦争突入はないだろうと、信じたいですね。
yui |  2013.04.07(Sun) 21:26 |  URL |  【コメント編集】

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