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(No.4519)  演劇「ムサシ ロンドン・NYバージョン」

2013.10.01 (Tue)



「ムサシ ロンドン・NYバージョン」
作:井上ひさし 演出:蜷川幸雄 音楽:宮川彬良 彩の国さいたま芸術劇場 
出演:藤原竜也・溝端淳平・鈴木 杏・六平直政・吉田鋼太郎 白石加代子ほか
「厳流島の決闘」で倒れた佐々木小次郎に、勝った宮本武蔵は藩医に手当を頼んで立ち去る。6年後小さな寺で禅修行をする武蔵を、執念深く探し当てた小次郎が見つけ出す。檀家のだんな衆や女将たちに小次郎も加わり、2日後の決闘まで住職の説法を聞き禅修行を営む。

09年の初演以来、ロンドン・NYの再演、今回は再再演のロングラン公演になります。10月20日のあとは大阪、シンガポール、2014年は韓国と続きます。
薄もやの中、竹林を黒子が舞台の前面まで押し進める斬新な手法で、一気に別世界へと引き込まれます。まるで映画のカメラが寄って行く映像に見えます。寺のセットも、幻想的なセットもセンスが抜群です。ひとりづつの俳優の足さばき、さりげない台詞まで細やかな神経が行き届いています。流れがあり動きがあり、照明も音楽も効果的です。生きること、命、というテーマでありながら、散りばめられたユーモアで笑わせ、一層深く心に伝わってきます。
藤原竜也は、映画ではなく舞台俳優なのだと考えを改めさせられました。脇役たちの達者な芸で引き締め、蜷川演出の舞台をなかなか見る機会がなかったですが、すごい芝居を見られてうれしいです。小次郎役を初演の小栗旬で見られたらと、わがままな願いでした。
薄闇に浮かぶ俳優たちの手形のレリーフ、秋薔薇の白や黄の花も、どこか幻想的です。帰路の最寄り駅まで、人の流れが続いていました。

(写真:イヌショウマ=犬升麻:真っ白なシベだけの、輝く美しさ:公園)
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