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(No.4539)  渡辺容子「罪なき者よ、我を撃て」

2013.10.27 (Sun)



久しぶりの、さわやかな秋空です。
気持ちのいい洗濯、掃除日和になりそうです。ただし、体調が付いてくれたらですが。
朝からスケートのカナダ杯男子フリーの、ストリーミング・ライブを観ていました。
1位:P.チャン 2位:羽生結弦 3位:織田信成 チャンは4回転2回決め。羽生はきれいな滑り、美しいジャンプ、スピン。転倒はあったけど上回る表現力でがんばったと思う。最後の笑顔がよかったです。
女子:2位:鈴木明子

先週の1作。
渡辺容子「罪なき者よ、我を撃て」
『結婚式を中止せよ。さもなくば、惨劇が起きる』脅迫状が届いた。二ノ宮舜が勤める警備保障会社は、アダルトグッズ会社の福富社長から、豪華客船でのハネムーンの警護と留守宅の義娘・17歳の小麦の警護を依頼された。二ノ宮は小麦の警護に当たる。社長夫妻が挙式した数時間後、同会場で別のカップルの花嫁がライフルで撃たれ死亡する。ある目的を抱えた小麦は突発的な行動を取ったり、二ノ宮の目をかいくぐり、義父の経営する工場に潜入しようとする。その翌朝、小麦の自宅に一発の銃弾が撃ち込まれた。
SPというのはそこまで先回りして事態を想定し、手を打っていくのかと感心しました。作者の緻密な調査に基づく、SP・二ノ宮の側からの描写がおもしろいです。母の再婚への複雑な思いを自分で確認しようとする、小麦の行動力、洞察力、そこから世界を把握していく力を秘めた人間像も魅力的です。犯人の設定を複雑化しミステリ的に楽しめ、多数の登場人物の描写や処理もうまく、作者の筆力を再認識しました。ラストは多少昼ドラ的な解説が惜しいです。

(写真:ユリオプス・デージー:秋の光を一杯に浴びて、きれいです:公園)
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