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(No.4559)  曽根圭介「熱帯夜」/黒川博行「離れ折紙」

2013.11.24 (Sun)

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そろそろ、カエデも色づき始めました。
街路樹の銀杏も、日差しの当たる木はすっかり黄葉しています。「紅葉」は冬の季語になってしまったようです。昨日は退職した会社の後任者の相談に乗ることになり、日暮里でお会いしました。気持ちはわかるけど、どう仕事をしていくかは、本人の考え方次第です。また会いたいと言われたけれど、これっきりです。

先週の2作。
曽根圭介「熱帯夜」/黒川博行「離れ折紙」
「熱帯夜」猛署日が続く8月の夜、ボクたちは凶悪なヤクザ2人に監禁されている。友人の藤堂は、妻の美鈴とボクを人質にして金策に走った。2時間後のタイムリミットまでに藤堂は戻ってくるのか。ボクは愛する美鈴を守れるのか。・・・「熱帯夜」。
高齢化社会で高齢者徴兵制度が導入された。高齢者虐待反対グループと、テロと民族若化運動を進める「青い旅団」との衝突など皮相な現代社会が見えます。・・・「あげくの果て」
「ゾンビ」が浸透し日常化する社会に、蘇生者保護法が彼らを支えています。彼らがほしいものとはなにか。・・・「最後の言い訳」
3編の短編集です。職人作家という印象です。うまいし捻りや落ちもあり、きちんとしていますが、どこか記憶に残りにくかったです。初めての電子書籍本という、影響はあるのでしょうか。

「離れ折紙」遺品整理のお礼にアールヌーヴォー期のガラスレリーフを貰った洛鷹美術館の澤井は、ひと商売思いつく・・『唐獅子硝子』。
刀剣収集が趣味の医者・伊地知は、パチンコ屋の徳山から、刀を担保に金を貸してほしいと頼まれるが・・『離れ折紙』。
大阪の骨董通りに店を構える立石には、素性不明だが、持ち込むものは逸品ばかりの仕入れ先がいた。・・・『老松ぼっくり』。
6編の短編集です。骨董の世界の、真贋を逆手に商売をする古美術商人たちが、自分も騙された時にどういう行動に移るかが興味深いです。更に自分が騙す側に回り、けれどその上をいくものたちだけが、大金を手にしていきます。人を食ったような軽妙さがあります。作者の中ではごく軽い作品です。

「Book」読書日記に、作家ごとの感想があるので、見てくださいね〜♪

(写真:カエデ=楓:浅い水の流れに、ようやく秋らしさ。でももう冬ですよ:公園)
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