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(No.4605)  姫野カオルコ「昭和の犬」

2014.02.09 (Sun)



昨日はさらさらと降り続く雪が、地面では水分たっぷりの積雪になりました。
ベランダにまで雪が積もったのは、初めてでした。コーラス練習で池袋まで行き、出席者は半数にも満たなかったけれど歌を楽しんできました。戻りの電車のホームが、強い吹雪で滑りやすくようやく乗り込みました。革手袋も靴下も湿り、パンツの裾が濡れて冷たかったです。着替えてぬくぬくと暖房を取り、暖かい甘酒でほっとしました。夕方は帰宅難民も出たようでした。

先週の1作。
姫野カオルコ「昭和の犬」昭和33年、滋賀県のある町で生まれた柏木イクは、幼い頃から、いろいろな人に預けられていた。イクが両親とはじめて同居をしたのは、風呂も便所も蛇口もない家だった。父親はシベリアからの復員兵で、気に入らないと咆哮し、周りと折り合いが出来ない。イクが犬に咬まれたのを見て奇妙に笑う母。母は父を避けているが娘にも冷たい。それでもイクは、淡々と、生きてゆく。やがて大学に進学するため上京し、貸間に住むようになったイクは、たくさんの家族の事情を、目の当たりにしていく。そして49歳、親の介護に東京と滋賀を往復するなかで、イクが家族との過去を振り返る。

ひとりの女性の45年余の歳月から拾い上げた写真のように、昭和から平成へ日々が移っていきます。好景気も不景気も社会の大事件も、遠いこととして周囲のことだけを見ていきます。小さな喜び、悲しさ、その心の傍に犬と猫が、そっといるのです。姫野さんのいくつかの作は読んでいますが、自己懐古録のような突き放した作品です。それでいて、いくつかのシーンが鮮明に印象に残り、世間から見ると悲惨な環境も、やり過ごしてきたしたたかさを感じさせます。

(写真:コウバイ&ウグイス=紅梅&鴬:いまごろは雪に覆われているでしょうね:公園)
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*Comment

★こちらも大雪でした

yuiさん、こんばんは〜(^o^)ノ

昨日の雪は凄かったですね〜!
え〜っ、あの大雪の中、お出かけ!?と驚いたのですが、yuiさんの故郷に比べたらあの程度の雪はどうってことなかったかな…?(^_^;)
首都圏では雪が降ったというだけで大ニュースですからね〜。
とにかく、無事にご帰宅できてなによりでした♪(*^_^*)
ジェレ |  2014.02.09(Sun) 21:35 |  URL |  【コメント編集】

★もっと大変だったようで

ジェレさん。お早うございます♪
まだ1cm程度の積雪で、夜までにゆっくり積もりそうな降り方でした。電車が動いていたので池袋は近いし、昼までだからと軽く考えて(笑)お出かけしました。
故郷なら、春の訪れが近いぬれ雪(水分たっぷりの)で、すぐ融けます。ただ靴だけが雪国仕様でないので、スニーカーで。それでもホームは滑りやすかったです。ちょい、ひやり(^^)ありがとう〜〜♪
yui |  2014.02.10(Mon) 10:11 |  URL |  【コメント編集】

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