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(No.4763)  中山七里「嗤う淑女」

2015.04.02 (Thu)



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桜が開花宣言からすぐに満開になりました。
明日から雨の予報ですから、きょうで染井吉野は見頃は終わってしまいそうです。その後のさまざまな桜は、晴れた頃に見頃になるのではないでしょうか。

今回の1作。もう1作Twitter文学賞で話題の木下古栗「金を払うから素手で殴らせてくれないか?」を読みましたが、感想の書きようがないのでスルーします。
中山七里「嗤う淑女」
恭子のクラスに、従姉妹の蒲生美智留が転校してきたのは中一の秋だった。イジメと再生不良性貧血という難病から美智留に救われた恭子は、美智留の美貌や明晰さに憧れ心酔していく。やがてある出来事をきっかけに、二人は大きな秘密を共有する。27歳になった恭子は、「生活プランナー」の美智留のアシスタントとして働く。借金を抱える銀行員の紗代、就職活動に失敗した弘樹、働かない夫に困窮する佳恵。美智留は解決法を示唆するが、ダークヒロイン・美智留の罠に堕ちてゆく。

うまく構成していて、論理や伏線の破綻もなく読ませます。ただ、美智留の心に揺れる部分がなかったのか。ずるさの中にある哀れさがあったら、もっと地に足の着いた悪女になった気がします。男の視点からの勝ち続けるダークな女性像に、わずかなズレを感じたのが惜しいです。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。興味のある方はどうぞ〜♪

(写真:花桃・源平枝垂れ:ドーム状にきれいに剪定され、どの花も「わたしが主役」と主張しています:市内)
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