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(No.4792)  バリー・ライガ「さよならシリアルキラー」

2015.06.24 (Wed)

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お花畑のような、タチアオイ(立ち葵)の群生です。
道路の区画整理からわずかに外れた敷地の一部分なので、所有者も困っているのではないでしょうか。居住は移転したけれど、売れるほどの広さもありません。フェンスで囲って花を植えるしかなかったのかも知れません。

今回の1作。
バリー・ライガ「さよならシリアルキラー」
田舎町ロボズ・ノッドでは有名人のジャズは高校三年生。21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子だから。父は刑務所にいるはずだが、町で衝撃的な事件が起きた。指を切りとられた女性の死体が発見されたのだ。連続殺人だとジャズは訴えたが、保安官はとりあわない。事件はそれだけでは終わらず、さらに父の手口を真似た事件が続く。ジャズの確信は、幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたからだった。認知症の祖母と暮らして世話をし、血友病の親友を大切に思い、恋人を愛するジャズは、内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとする。

恐ろしい教育を受けたジャズには、相手の心の動きを先取りして行動することもできます。けれど夢でうなされるのは、母を殺したのは自分ではないかというものです。連続殺人が展開されます。軽やかなテンポの筆致で、悲惨さが軽減されています。ジャズは冷静に分析する知性を持っていますが、苦悩する葛藤が高校生には重い荷物です。ラストもうまく、このストーリーの次の展開を読みたいと思いました。新進作家だそうです。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。よかったらどうぞ〜♪
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*Comment

★パパはシリアルキラー

『さよなら、シリアルキラー』、軽快なタッチですが当人にしてみたらこの状況きついわ!って話でしたね。クールでスマートなジャズですが、重荷につぶされそうになるところは年齢相応でした。恋人と親友のあり方がなかなかよかったです。ユーモアを持って接することができる感じが。
くら |  2015.06.24(Wed) 18:27 |  URL |  【コメント編集】

★深刻にならず

設定はリアルで怖いはずですが、軽快さと怜悧な思考が同居している感じですね。恋人と親友が信じられる!って、いいです。
この後の展開を読みたいと切に望む(笑)
海外作品は、必ず父と息子の葛藤が出ますね。日本はもはや父の存在が希薄過ぎます。
yui |  2015.06.24(Wed) 21:38 |  URL |  【コメント編集】

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