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(No.4798)  宮内悠介「エクソダス症候群」

2015.07.25 (Sat)


(ハマユウ:白い花びらのくるりがさわやかな、夏:公園)

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(ヒメヒオウギズイセン=姫緋扇水仙:鮮やかな朱色は子どもの頃の夏:市内)

連日の真夏日です。昨日は少し下がりましたが蒸し暑いです。
デパート催事で「ハワイアンショー」を3ステージ見てきました。フラダンス教室がこんなに集合するのは珍しいでしょう。1日30分で6ステージほどが7日間。ゆるやかな自然との調和を感じさせるダンスもすてきでした。「スパリゾートハワイアンズ」のメンバーのダンスも見られました。 激しく腰を振るタヒチアンダンスは、ステップがつくるのですね。衣装もさまざま、笑顔も、年齢も幅広く、緊張で指先が震えているところまで見てしまいました。

宮内悠介「エクソダス症候群」
地球の近未来。すべての精神疾患が管理下におかれ、診断が機械化され投薬でコントロールできる状況にも関わらず、人々は死を求め命を断った。地球の大学病院を追われ、生まれ故郷の火星へ帰ってきた青年医師カズキは、亡くなった父親がかつて勤務した、火星で唯一の精神病院へ着任する。この過酷な開拓地の、薬もベッドもスタッフも不足した病院・ゾネンシュタイン病院は「生命の樹」を模した配置で建てられていた。そして彼の帰郷と同時に、隠されていた不穏な歯車が動きはじめた。25年前にこの場所で何があったのか。

惑星間精神医学などの言葉が、SFならではで新鮮です。人間が生きていくには過酷な環境の火星での暮らしで、人々は病んでいきます。相手にする患者は苦悩する人間であり、医師もまた苦悩するのです。現在のわたしたちに置き換えても同じでしょう。読後に「自己ルーツ」「帰巣本能」という言葉が残りました。冷静な文体が印象的で、読ませる作家です。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。よかったらどうぞ〜♪
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