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(No.5930)中山七里「セイレーンの懺悔」/市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」

2016.12.13 (Tue)


(水仙"ペーパーホワイト" :雪を思わせる白い花:公園)

この2ヵ月ほど、読書から離れていました。
積み本は4冊ありながら、頭脳回路が音楽と歌のレッスン、フィギュアスケート、レジンペンダント作成、楽譜作成ソフトインストール、などなどで余裕がなくなっていました。楽譜は作成できるようになりました。手書きでは時間がかかる割にきれいじゃなく、間違いも発見しづらいなどの苦労が解消しました。HPを開設して以来、初めて読書しない期間になりました。こんなにやりたいことが広がり過ぎては、どれも中途半端なものになるのではと、ようやく戻ってきました。やはり読書なしの暮らしはありえませんでした。まだ3冊積み本があり「読みたい本リスト」も長くなっています。楽しみのひとつを失いたくないと思います。

今回は2作。
中山七里「セイレーンの懺悔」
市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」

「セイレーンの懺悔」葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。不祥事により番組存続の危機の帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷と朝倉多香美は、スクープを狙って奔走する。誘拐事件を捜査する警察官を尾行した二人が廃工場で目撃したのは、暴行され無惨に顔を焼かれた被害者・綾香の遺体だった。クラスメートへの取材から、綾香がいじめを受けていたという証言を得た。主犯格と思われる少女と成人男性の録音から、スクープとして他局を突き放した。だが里谷は何かが引っかかっていた。そして警察発表は別人の逮捕。誤報にショックを受ける多香美。里谷の降格。一人で追いかけるが。

メディアの側からの事件捜査をきっちりと描いてきています。メディアの矜持とはなにか。ただストーリー、題材には斬新なものがないのが残念です。現実事件が虚構を越えている今、ミステリで作家がどう生き延びるのか、難しい時代なのかも知れません。

「ジェリーフィッシュは凍らない」特殊技術で開発された小型飛行船「ジェリーフィッシュ」。その発明者ファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、次世代型ジェリーフィッシュの長期航空試験に臨んでいた。ところがフライト中に、密室状態の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行プログラムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が出る。

未来型の乗り物と、アナログな通信手段と低パソコンレベルで、とまどいました。ストーリー設定は楽しめます。密室ミステリとしてはアリです。ただ、ラストで犯人に語らせるのは興ざめです。デビュー作ですから、化けるかどうか注目はしておきましょう。

「Book」読書日記は作家ごとの感想です。よかったらどうぞ〜♪
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